商工会議所は地域の商工業者の世論を代表し、商工業の振興に力を注いで、国民経済の健全な発展に寄与するための地域総合経済団体であり、昭和28年8月に制定された“商工会議所法”という法律によって運営されている特別認可法人です。
商工会議所は、その地区内における商工業の総合的な改善発達を図るとともに、社会一般の福祉の増進に資することを目的としています。(商工会議所法 第6条)
◆商工会議所はみなさんの世論を代表する公的な性格をもつ法人です。
商工会議所は、地域の商工業者の世論を代表し、商工業の振興に力を注いで、国民経済の健全な発展に起用するための地域総合経済団体です。したがって、商工会議所の活動には、大企業も中小企業も、みんな力を合わせて、都市を住みよく、働きやすいところにしようという念願がこめられています。
◆商工会議所の4つの特徴
商工会議所は、①地域性―地域を基盤としている、②総合性―会員はあらゆる業種・業態の商工業者から構成される、③公共性―公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持っている、④国際性―世界各国に商工会議所が組織されている、という4つの大きな特徴をもっています。
◆小諸商工会議所の成り立ち
小諸商工会議所は、製糸業を中心に小諸の商工業が発展をみせるさなかの大正3年に小諸商工会として設立されました。
明治から大正にかけての小諸は「製糸城下町」といわれるごとく、あらゆる産業が製糸業の隆盛とともに発展し、まちは殷賑を極めていた中での小諸商工会の発足となったのです。(初代会頭は純水館社長の小山久左衛門が就任)大正12年2月に小諸商工会は定款を変更し、「小諸商工会議所」と名称を改めました。その後、昭和18年3月、大戦の影響により商工経済会法が制定施工され、全国の商工会議所が廃止されましたが、小諸商工会議所はこの法律に基づいて編成された長野県商工経済会上田支部管轄下に入り、戦時中は事実上の休眠状態におかれていました。終戦後の昭和22年には商工経済会法の廃止によって、全国で商工会議所の復活が進みました。小諸においても戦争終結とともに、昭和22年11月に小諸商工会議所の再建第1回総会が開かれ、ここに再び、自由な経済活動のフラッグシップとして小諸商工会議所が再発足したのです。以降アクセル全開で地域経済発展のための活動を続け、現在に至るまで多くの役員・議員の方々が小諸の発展に寄与しています。